☆脾臓摘出までの経緯☆
今日のだいぞーはとっても元気。
昨日いっぱい寝たせいか、部屋中探索もちょっと長め。
一通り遊んだところで行き倒れ~。
アクセス解析を見ると、「脾臓・肥大」でヒットしてることが結構あるんです。
何かお役に立てるかもしれないので、私が脾腫について調べたことまとめました。
だいぞーの脾臓摘出までの経緯も掲載してあります。
※悪魔でも個人の体験談ですし、すべてのフェレちゃんが同じとは限りません。
・・・・・・・・・・だいぞーが手術に至るまでの経緯・・・・・・・・・・・・・
4/2 ☆うちの仔紹介☆ 長男だけど次男で末っ子 だいぞー
☆
だいぞーと初めて出会ったのは4月2日。
その時から脾臓は少し腫れていました。
年齢は3歳8ヶ月でした。
4/13 ☆だいぞーの健康診断☆
摘出直前の大きさに比べたら、そんなに神経質に成るほどの腫れではなかったです。
お迎え直後の健康診断でも問題ないと言われていました。
10月までの間に2ヶ月に1度ぐらいの割合で健康診断。
触診、レントゲンでは問題ないと言われていました。
10/1 ☆病院へ行く
☆ (血液検査)
だいぞーが変な咳をしていたので、病院でレントゲン&血液検査を行いました。
レントゲンで見る脾臓は明らかに大きくなっていたものの、
血液検査にて異常がなかったので(貧血だと脾臓が破裂している危険性がある)
脾臓に問題はないと言われました。
10/28 ☆だいぞーの脾臓の腫れ ☆
だいぞーが体調を崩して、下痢。
脾臓の腫れと尻尾の根元の脱毛から、
かかりつけのお医者様に副腎の精密検査をお願いするも
精密検査の設備がないので、入院をして分院まで連れていかなければならないと言われる。
分院の評判がイマイチよくなかったので、
京都に居る時にお世話になっているお医者様で診てもらうことにする。
11/4 ☆だいぞーの疾患 ☆
京都の病院にてエコー・レントゲンによる検査をする。
脾臓は膀胱を圧迫する寸前にまで肥大。
その他、両腎臓に嚢胞・肝臓上部に変なしこりを発見。
脾臓摘出を決心するも、1ヶ月の経過観察期間を設ける。
この時すでに摘出の意志は固まっていました。
12/10 ☆だいぞーの再検査
☆
脾臓の状態やしこりの大きさは11/4の検診時とまったくかわらずの状態。
先生は「開腹は急がなくてもいい」とおしゃっていましたが、
もし手遅れになった場合を考えて摘出をお願いしました。
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もともと脾臓は、左わき腹にある小さな臓器なんですが、
だいぞーの脾臓は、お腹を横切る形で右下腹部まで肥大し、膀胱を圧迫する寸前でした。
脾臓の腫れる原因は色々あるのですが、何かの疾患と平行して肥大することが多いそうです。
例えば、副腎腫瘍、リンパ腫などなど。
その他、風邪(感染)や外傷(うちみ等)、体調不良でも腫れるそうですが、
原因不明のことも多いそうです。←やっかい(∋_∈)
もともとフェレットは脾臓が腫れやすく、肥大は去勢済みの男の仔に多いそうで、
少し腫れてる??ぐらいではなんの問題もないんだとか。
貧血状態でなければ特に心配することでもないけれど、
毎日の貧血チェック(鼻の色、口の中の色等。)は必須です。
もちろん脾臓の腫れ具合もチェックしてあげてください。
素人が脾臓を押さえすぎると破裂する可能性もあり危険なので、
軽く触れる程度に留めてください。
正常な脾臓は触れたぐらいではまったくわかりませんが、
少しでも肥大していると、左わき腹にコリっとした硬い感触、
もしくは右と比べて、左横腹がぽっこり出ていることも多いです。
腫れている脾臓は衝撃で破裂する可能性もあって、
極度の貧血に陥いり、命を落とす場合もあるそうなので、
脾臓が腫れていれば、普段の生活にも十分に気をつけてあげてくださいね。
もちろん脾臓肥大は、平行疾患が治ることによって小さくなることもあります。
◆フェレットの脾臓摘出を考えているパパ・ママさん達へ◆
だいぞーは4歳5ヶ月にて摘出手術を受けました。
だいぞーは放牧していても、すぐにお腹からぺたんとへたりこんでいました。
立ち上がる時も、お腹を重そうに持ち上げる様子をみて、
もっといっぱい走り回らせてあげたい!と強く思いました。
そして、それ以上に後々のリスクを考えた上での決断となりました。
高齢になればなるほど、手術に耐える体力は衰えていきます。
手術が成功しても、回復する体力がない場合もあります。
手術するには執刀前の12時間は絶食期間になります。(お水も×)
フェレにとってお水がどれだけ大事なのは、誰でも知っていること。
真夏の暑い日ならば、体力がもたないかもしれません。
傷口も暑い時期ならば感染症をおこしやすくなるのではないでしょうか。
手術時期の見極めも非常に大事だと思います。
手術後はしばらくの入院が必要です。(だいぞーは1日で退院OKでしたが)
個室などではなく、いろんな動物達と一緒に入院室に入ります。
(もちろんケージは別々)
ストレスを感じ易い仔にはちょっとキツイかなぁと思いました。
脾臓はなくても大丈夫な臓器であるといいますが、
体には不必要は臓器はありません。
一部臓器がなくなるということは、
それだけ感染症にかかりやすいというリスクも生じます。
もちろん手術代+入院費用もかかります。
始めに病院側から、だいたいの金額の説明はありますが、
開腹してからわかる疾患や、入院の延長で料金が大幅に変わる可能性もあります。
ちーはあらかじめ保険に入る事をお勧めしますが、
これには人それぞれの考え方があると思うので
興味がある方は、一度寄付金について調べてみてくださいね。
だいぞーの手術は保険適用で約5万円でした。
ちなみにちーがお世話になっているペット保険では
年に2回までの手術で、1回につき半額負担です。(ただしMAX10万円までの支給)
ほんとにありがたいです。
ちーは脾臓摘出について、迷いがありました。
とっても元気なのにお腹を開ける抵抗があったんです。
結果、脾臓は150gもあり、他の臓器と癒着しかけていました。
(癒着してると、それだけ手術が大変になります)
その他の疾患についても色々調べてもらえました。
(ただいま、05.12.19時点で検査結果待ち)
脾臓を摘出すると、だいぞーはお迎え当初の体重1.6キロに戻りました。
今までデブやから・・・という理由で、色んなダイエットを試みましたが、
だいぞーは肥満ではなく、脾臓肥大での体重増加やったんです。
しんどい体にムチをうつ、かわいそうなことを半年間続けていました。
本当に申し訳なく思っています。
脾臓を摘出してよかったのかはわかりませんが、
術後の経過は良好で、だいぞーは見たことのない軽やかさで歩いてます。
もっと早くに決断しても良かったかなぁと思いました。
実際、脾臓摘出の手術は難しい物ではないらしく、長くても1時間ぐらいで終わるそうです。
脾臓を摘出しても元気に走り回って居る仔はたくさんいます。
フェレは口が聞けない分、パパ・ママさんの言うことに従うしかありません。
パパ・ママさんの決断がフェレちゃんの決断になります。
いっぱい、いっぱい悩んで、答えを出してあげてくださいね。
そして、少しでも気になるところがあるのであれば、精密検査を行ってください。
手遅れになってからでは遅いのです。
長文になりましたが、
みなさまの、フェレちゃんがいつまでも元気でいられますように。
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